裂地(きれじ)とは表具を施すために使用する布を指します。
掛軸の完成品や仕立て直しの価格はどのランクの裂地が使用されているかによっても変わります。
掛軸の表具は絵や書を楽しむため、また絵や書を保管するために行います。その引き立て役として表具の裂地選びは重要です。
裂地は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)によって創られます。
経糸と緯糸の色を変えることにより柄を出していきます。
その糸の組み合わせ、どの糸が使用されているかによって価格が変わります。裂地の種類は数え切れないほど存在します。
裂地を大きく分類しますと、緞子(どんす)と金襴(きんらん)に分かれます。
緞子は綿、混紡、正絹、上正絹、上正絹金襴に分けられます。
金襴は準金欄、中金襴、本金襴に分けられます。
下記画像をクリックすると裂地見本をご覧いただけます。実物と画面上では色合い等が異なることがあります。
国家検定一級表装技能士が本紙に合った裂地をセレクトします。 |
宗派により宗紋があります。その一部をご紹介します。
浄土真宗 真宗大谷派(お東) |
浄土真宗 真宗大谷派(お東) |
宗派問わずお使いいただける |
浄土真宗 本願寺派(お西) |
浄土真宗 本願寺派(お西) |
日蓮宗 |