西洋では書画を守るために額装が施されました。それに対して日本では書画を守るために 表具(軸装) を施してきました。
表具とは布や紙を張ることによって仕立てられた掛軸、和額、屏風、衝立、巻物などを指します。
約1,000年以上も前に、中国から掛軸が流入してから伝来した技術です。
一昔前は紙で表具をされていた作品も多かったのですが、今ではほとんど布が使われます。
ひとつの掛軸が出来上がるまでには様々な工程を経て完成します。
皆様からお預かりいたしました作品はひとつひとつ丁寧に仕上げていきます。
お手持ちの掛軸がどのようにして出来上がっているのか・・・
古くからお家にある掛軸はどのようにしてよみがえるのか・・・
掛軸に仕立てられるもの、仕立てられないもの・・・
ご自宅の掛軸を今一度見直してみませんか。
仕立て直しをすることにより掛軸、和額、屏風、衝立、巻物は生き返ります。
作品をお預かりした状態によって作業する内容が変わります。
・掛軸になっている作品を仕立て直す
・本紙状態の作品を掛軸にする
作品の状態ごとにご説明いたします。
そのような方はこちらをご覧ください。(手打ち表装)
STEP1
作品のお預かり
STEP2
写真撮り
STEP3
作品のチェック
STEP4
本紙のハガシ
STEP5
本紙のシミ抜き、洗い
STEP6
本紙の補修
STEP7
作品の裏打ち(肌裏・1枚目)
STEP8
仮張り掛けて乾燥させる
STEP9
表具用裂地の選定・色あわせ
STEP10
裂地を本紙に継ぎ足していく
STEP11
継ぎ足した裂地をほどよく切る
STEP12
裂地の端を折りたたむ(耳折り)
STEP13
作品の裏打ち(中裏・2枚目)
STEP14
仮張りに掛けて乾燥させる
STEP15
作品の裏打ち(総裏・3枚目)上巻の取り付け
STEP16
仮張りに掛けて乾燥させる
STEP17
軸棒・軸先・軸紐などの取り付け(仕上)
STEP18
検品、掛かり具合をみる
STEP19
最初に撮った写真と照合する
STEP20
桐箱・紙箱に入れて収納
STEP21
お客様にお渡しする
【写真撮り】
弊社工場だけのオリジナル工程です。
お預かりした作品の取り違えや紛失防止、また古軸の仕立替えの際には、キレイに仕上がった作品と見比べていただけるようにお預かりした作品を1点ずつ写真撮影します。
【本紙のハガシ】
お預かりした作品の廻りの裂地を取り除き、本紙に打たれている裏打ちをはがします。
本紙を傷めないよう、慎重に作業します。
【本紙のシミ抜き、洗い】
ご依頼に応じて本紙のシミ抜き、本紙の補修をいたします。
(本紙の状態により出来ない場合がございます。)
【裏打ち (肌裏)】
1枚目の裏打ちをしていきます。
刷毛を使って本紙と裏打ち紙の間に空気が入らないよう、丁寧に行います。
【仮張り】
仮張りという板に裏打ちした本紙を張り付けます。
その後、乾燥室にいれて乾燥させます。
【継ぎ足し】
本紙廻りに一文字といわれる部分を取り付けています。
【継ぎ足し】
取り付けた一文字廻しに柱といわれる部分を取り付けています。それから上下の裂地を取り付けていきます。
【裏打ち (中裏・総裏)】
本紙と継ぎ足した裂地を一体化するために2枚目の裏打ちをします。再び乾燥室に入れて乾かしてから3枚目の裏打ちをしてさらに乾かします。
【軸棒の取り付け】
軸棒のほかに、軸先、半月、カン、軸紐などを取り付けていきます。ようやく掛軸の形になってきました。
【検品・掛かり具合の確認】
丁寧に創りあげた掛軸。最後に検品と実際に掛けてみてかかり具合をみていきます。
お預かり品の保管及び表具工程等につきましては万全を期しておりますが、万一、破損・紛失等が発生しました場合は、
表具ご依頼金額以内の保障とさせていただきます。
(作品の評価額、お買い上げ金額等は一切加味いたしませんのでご了承ください。)
運送上の事故などによる破損等は、運送会社責任限度額内とさせていただきます。
余暇の過ごし方も一昔前とは随分と変わってきました。
カルチャー教室が色々な場所で開催され、その中に絵画教室や書道教室などもあります。
そのような方はこちらをご覧ください。(手打ち表装)
STEP1
作品のお預かり
STEP2
写真撮り
STEP3
作品のチェック
STEP4
表具用裂地の選定・色あわせ
STEP5
本紙と裂地に水を付けて乾かす
STEP6
作品の裏打ち(肌裏・1枚目)
STEP7
仮張り掛けて乾燥させる
STEP8
裂地を本紙に継ぎ足していく
STEP9
継ぎ足した裂地をほどよく切る
STEP10
裂地の端を折りたたむ(耳折り)
STEP11
作品の裏打ち(中裏・2枚目)
STEP12
仮張りに掛けて乾燥させる
STEP13
作品の裏打ち(総裏・3枚目)上巻の取り付け
STEP14
仮張りに掛けて乾燥させる
STEP15
軸棒・軸先・軸紐などの取り付け(仕上)
STEP16
検品、掛かり具合をみる
STEP17
最初に撮った写真と照合する
STEP18
桐箱・紙箱に入れて収納
STEP19
お客様にお渡しする
【写真撮り】
弊社工場だけのオリジナル工程です。
お預かりした作品の取り違えや紛失防止、また古軸の仕立替えの際には、キレイに仕上がった作品と見比べていただけるようにお預かりした作品を1点ずつ写真撮影します。
【裏打ち (肌裏)】
1枚目の裏打ちをしていきます。
刷毛を使って本紙と裏打ち紙の間に空気が入らないよう、丁寧に行います。
【仮張り】
仮張りという板に裏打ちした本紙を張り付けます。
その後、乾燥室にいれて乾燥させます。
【継ぎ足し】
本紙廻りに一文字といわれる部分を取り付けています。
【継ぎ足し】
取り付けた一文字廻しに柱といわれる部分を取り付けています。それから上下の裂地を取り付けていきます。
【裏打ち (中裏・総裏)】
本紙と継ぎ足した裂地を一体化するために2枚目の裏打ちをします。再び乾燥室に入れて乾かしてから3枚目の裏打ちをしてさらに乾かします。
【軸棒の取り付け】
軸棒のほかに、軸先、半月、カン、軸紐などを取り付けていきます。ようやく掛軸の形になってきました。
【検品・掛かり具合の確認】
丁寧に創りあげた掛軸。最後に検品と実際に掛けてみてかかり具合をみていきます。
お預かり品の保管及び表具工程等につきましては万全を期しておりますが、万一、破損・紛失等が発生しました場合は、
表具ご依頼金額以内の保障とさせていただきます。
(作品の評価額、お買い上げ金額等は一切加味いたしませんのでご了承ください。)
運送上の事故などによる破損等は、運送会社責任限度額内とさせていただきます。
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